人の記憶保険の契約

2009年06月27日

臓器移植法案A

藤子不二雄Aみたいだな・・・

じゃなくて、たまには社会派気取りで真面目に考えてみました。


焦点は、子供の臓器移植と植物状態の患者の扱いかなぁ。と私は理解しています。
現在は子供の臓器移植とドナー提供は、日本国内で禁止されています。
それをどうするのか?


私はつい最近まで、
「ドナー提供をするもしないも、たとえ子供の場合でも本人と家族の自由でいんじゃね?」
と軽〜く思っておりました。 

ところが先日テレビの特集で
「うちの子は植物状態になってしまったけど、髪も伸びるし、背も伸びる、体重も増えているんです!
これがこの子の生き方なんですっ!」
と訴えている母親の姿が出ていました。 

このような事例を紹介されてしまうと、考えざるを得ません。
「髪も伸びて、背も伸びて、体重も増えるなら、それは生きているんじゃないのか?
その子の臓器を誰かに移植することは、その子を殺してしまうことと同義じゃないのか?
自分の子供がそのような植物状態になったら、臓器提供を認められるのか?」 

コトは簡単ではありませんねぇ。
かなりナイーブで難しい問題です。


しかし一方では、外国へ行って移植手術を受ける子供たちもいます。
莫大なお金をかけて、外国の子供の臓器を移植してもらっている現実です。

外国にも同じように臓器移植を望む子供がたくさんいるのに・・・。

外国での子供への臓器移植は
「ナイーブで難しい問題の答えを、外国に押し付けているだけじゃないのか?」
とも思えてきます。
自国では禁止しているくせに・・・・・。


現状では日本の植物状態の子供は、
1、そのまま植物状態で生き続ける
2、死
の二者択一しか残されていない。

そこに第三の選択肢
3、他の病気で困っている子供とともに生きる
が加わることは、悪いことではないと思う。
(もちろん強制があってはならないと思う)


現状では、100%助からない子供からの移植もできない。
事故などで100%たすからないなら、せめて移植をまつ子を助ける。
そんな選択肢が可能になるのなら・・・。


衆議院のA案可決、私は支持します。
絶対に廃案にしてはいけないと思う。

参議院で小難しい修正を協議しているようですが、シンプルでいいと思う。
偉い学者に決められても、自分の子供のことはまったく別。
人に決められたくないじゃない?。

法律で禁止するのではなく、生命・倫理の問題で難しいのなら、個人に判断を任せてしまうのもアリではないでしょうか。 

結局のところ、軽く考えていたときと答えは同じ。
人の思考法って、何をどうやってもなかなか変わらないものなのでしょうか? 

at 10:32│Comments(4)TrackBack(0) たまには真面目な話 | 心の内面?
トラックバックURL
この記事へのコメント
1. Posted by りん   2009年06月28日 00:55
自分の子供が植物状態になったらどうしますか?
2. Posted by こちくん   2009年06月29日 09:26
そうとうな悩みどころですよね。
どうするんだろう?
考えましたが、悩んでも答えは出なかったです。
りんさんはどのようにお考えですか?
3. Posted by りん   2009年06月29日 22:35
難しい問題ですよね。
その時の状況にもよると思いますし。
でも、こちくんに同じく
もう助からないのなら
必要としてる方を助けてあげたいです。
なので法案はA案に賛成です。
植物状態で何年も… となると
考えも色々ですよね。
アメリカだったでしょうか?
何十年ぶりに意識が戻った人がいましたし。
4. Posted by こちくん   2009年06月29日 22:58
りんさんありがとうございます。
そうですよね。
きっと
「自分の子は助かる」
って可能性に期待したり、絶望したり、揺れ動きながら延命か脳死の決断するんだと思います。
最終的にどのような結論をだすかは、よくわからないですよね。
ただ、一律に法律で禁止では、移植で助かる子供たちがかわいそうですもんね。
強制やお金が絡まない仕組みづくりをして欲しいです。
この記事にコメントする
名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
人の記憶保険の契約